コーポレートサイト制作のチェックリスト:公開前に確認すべき20項目
コーポレートサイトをいざ公開しようとしたとき、「あとで直せばいい」と思って見切り発車してしまった結果、後から大きな修正が必要になる——そんな経験をした担当者は少なくありません。公開後の修正は手間がかかるだけでなく、検索エンジンの評価やユーザーの信頼にも影響することがあります。
この記事では、コーポレートサイトの公開前に確認しておくべき20項目をカテゴリ別に整理しました。制作会社に依頼している場合でも、自社内でチェックできる観点を中心にまとめているので、担当者として最終確認の際にそのまま活用してください。
【基本情報・コンテンツ】会社として正しい情報が載っているか
ホームページの信頼性を左右する最も基本的な部分です。制作の最終段階で意外と見落とされがちなポイントでもあります。
①会社名・住所・電話番号・メールアドレスに誤りがない 特に電話番号とメールアドレスは、一文字でも間違えるとビジネス機会を失います。コピペではなく目視で確認してください。
②代表者名・設立年・資本金などの会社概要が最新情報か 登記情報や実態と乖離していると、信頼性の問題になります。採用目的で見る候補者も多いため、正確さが求められます。
③サービス・商品の内容・価格・条件に誤りがない 特に価格表記は景品表示法上の問題にもなりえます。変更が発生している場合は必ず最新版を反映させてください。
④問い合わせフォームが正常に送受信できる フォームを送信してみて、自社の受信アドレスに届くか実際に確認します。確認メール(自動返信)の文面もチェックしてください。
⑤プライバシーポリシーと特定商取引法に基づく表記がある 個人情報を取得するフォームがある場合、プライバシーポリシーの掲載は必須です。ECサイトや有料サービスを提供する場合は特商法表記も忘れずに。
【デザイン・表示】全デバイスで意図通りに見えるか
デザインの確認は「自分のパソコンで見る」だけでは不十分です。ユーザーがどの端末でアクセスしてくるかは分かりません。
⑥スマートフォンで表示が崩れていない 現在のウェブアクセスの半数以上はスマートフォン経由です。iPhone・Androidの実機、または開発者ツールでの確認を行ってください。
⑦タブレット表示で不自然なレイアウトになっていない スマホとPCの中間サイズは見落とされやすいです。特にグリッドレイアウトや画像の配置がずれやすい箇所を重点的に確認します。
⑧主要ブラウザ(Chrome・Safari・Edge・Firefox)で表示確認済み ブラウザによってCSSの解釈が異なることがあります。特にSafariはChromeと異なる挙動を示すことがあるため、Macユーザーの多い業種では要注意です。
⑨フォント・カラーが社内の承認を得たブランドガイドラインに沿っている 制作途中で変更になったカラーコードが反映されていなかった、というケースはよくあります。最終的なブランドカラーと照合してください。
⑩画像が粗くなっていない(適切な解像度か) レティナディスプレイ(高解像度モニター)では、低解像度の画像がぼやけて表示されます。ロゴや代表的なビジュアルは特に注意が必要です。
【SEO・技術】検索エンジンに正しく認識されるか
見た目が完成していても、技術的な設定が不十分だと検索からの流入が見込めません。専門的な内容も含みますが、制作会社に確認を依頼するための観点として把握しておいてください。
⑪各ページにtitleタグとmeta descriptionが設定されている 「トップページは設定したけど下層ページが未設定」というケースは多いです。全ページ分の確認を制作会社に依頼しましょう。
⑫Google Search Consoleに登録し、サイトマップを送信している 公開後にSearch Consoleを設定することで、インデックス状況やエラーを把握できます。XMLサイトマップの送信もあわせて行いましょう。
⑬ページの読み込み速度が遅すぎない GoogleのPageSpeed Insightsでスコアを確認してください。特に画像ファイルのサイズが大きいまま使われているケースは多く、圧縮するだけで改善することがあります。
⑭SSL(https)化されている httpのままのサイトはブラウザに「保護されていない通信」と表示されます。今や標準的な対応ですが、リダイレクト設定も含めて確認してください。
⑮不要なページがインデックスされないよう設定されている テスト環境や管理画面がインデックスされてしまうと、意図しないページが検索結果に表示されることがあります。robots.txtやnoindexの設定を確認してください。
【リンク・導線】ユーザーが迷わず行動できるか
コーポレートサイトの目的は「見せる」ことではなく「問い合わせてもらう」「資料を請求してもらう」などのアクションにつなげることです。
⑯すべてのリンクが正しく機能する(リンク切れがない) 「Broken Link Checker」などのツールを使えば一括確認できます。特に外部リンクは相手先のURLが変わっている場合があります。
⑰CTAボタン(問い合わせ・資料請求など)が各ページに適切に配置されている ユーザーが「どこに連絡すればいいか分からない」状態になっていないか確認します。スクロールしなくても見える位置に置くことが基本です。
⑱グローバルナビゲーションが分かりやすい メニュー項目の名称がユーザー視点で理解できるものになっているか確認します。社内用語や略語がそのままメニューに使われているケースは意外と多いです。
【法的・セキュリティ】公開後のリスクを最小化する
見落とすと後から問題になる可能性がある項目です。
⑲使用している画像・フォント・アイコンのライセンスを確認済み フリー素材でも商用利用不可のものがあります。制作会社から納品された素材についても、ライセンスの確認書を取得しておくと安心です。
⑳バックアップの仕組みが整っている 公開後のサイト改ざんや誤操作によるデータ消失に備えて、定期的なバックアップが取れる環境になっているか確認してください。WordPressの場合はプラグインで自動化できます。
まとめ:チェックは「公開前」と「公開後1週間」の2回行う
20項目を見てきましたが、すべてを一度に完璧にこなすのは難しいこともあります。優先度をつけるなら、①〜⑤の基本情報と⑭のSSL対応、⑯のリンク確認は必ず公開前に終わらせてください。
また、公開後1週間程度はSearch ConsoleやGoogleアナリティクスを確認し、想定外のエラーやユーザー行動の異常がないか追いかけることをおすすめします。サイトは公開して終わりではなく、運用の中で継続的に改善していくものです。
今回ご紹介したチェックリストは、コーポレートサイトをリニューアルする際にも同様に活用できます。すでに公開済みのサイトがある方は、現状の確認にも使ってみてください。
株式会社サイプレスでは、ホームページ制作の段階からSEO・MEO対策まで一貫してサポートしています。「制作会社に任せきりで本当に大丈夫か不安」「公開前の最終チェックを一緒に確認してほしい」といったご相談も歓迎しています。お気軽にお問い合わせください。
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株式会社サイプレス 編集部
MEO・SEO・AIO・Web集客支援の専門家チームが、実践に基づいた情報を発信しています。東京都葛飾区を拠点に全国のビジネスを支援。