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ホームページ制作How to Improve LCP

LCPを改善する方法|表示が遅い原因の切り分け方

「ページを開いてから主要な部分が表示されるまでが遅い」と感じる場合、その体感の多くはLCP(Largest Contentful Paint)という指標に表れています。LCPはCore Web Vitalsの一つで、ユーザーが最初に目にする大きな要素がどれだけ早く描画されるかを示します。ここではLCPが遅くなる原因を切り分け、どこから手を付ければよいかを順を追って解説します。なお表示速度は検索順位を決める数多くの要素の一つにすぎず、速くすれば必ず順位が上がるわけではありません。あくまでユーザー体験の改善を主目的として取り組むことをおすすめします。

目次

  1. 01LCPとは何か・目安となるしきい値
  2. 02表示が遅い原因を切り分ける考え方
  3. 03サーバー応答時間(TTFB)を見直す
  4. 04LCP要素が画像・動画の場合の対処
  5. 05CSS・JavaScriptによる描画の妨げを減らす
  6. 06計測ツールと改善の進め方
  7. 07よくある質問(FAQ)

LCPとは何か・目安となるしきい値

LCPはページの表示領域(ビューポート)内で最も大きく描画されるコンテンツが表示されるまでの時間を指します。多くのページでは大きなヒーロー画像、見出しテキスト、動画のポスター画像などがこの「最大要素」になります。2026年7月10日時点で公開されている目安では、良好とされるのはおおむね2.5秒以内、改善が必要とされるのが2.5秒から4秒、遅いとされるのが4秒超という区分です。ただしこの数値は確認日時点のものであり、指標や基準は変更される場合があります。最新情報はGoogleの公式ドキュメントをご確認ください。重要なのは、LCPは「ページ全体が読み込み終わる時間」ではなく「最初に見える主要部分が現れる時間」だという点です。この違いを理解すると、どの要素の描画を早めるべきかが見えやすくなります。まずは自分のページで何がLCP要素になっているかを特定することが、改善の出発点になります。なお、LCPはページ全体の重さだけでなく、通信環境や端末の性能にも左右されます。同じページでも、高速な回線と新しい端末では速く表示され、通信の遅い環境では時間がかかります。だからこそ、自分の手元の環境だけで判断せず、幅広い利用者にとっての体感を意識することが大切になります。改善に取り組む際は、まず現状を数値で把握し、どの段階に一番時間がかかっているかを見極めてから、優先度の高い箇所に絞って手を入れていくのが遠回りを避けるうえで有効です。

表示が遅い原因を切り分ける考え方

LCPが遅い原因は大きく四つの段階に分けて切り分けると整理しやすくなります。第一にサーバーが最初の応答を返すまでの時間、第二に読み込みを妨げているCSSやJavaScriptなどのリソース、第三にLCP要素そのもの(多くは画像)の読み込み開始が遅れる問題、第四にLCP要素の描画そのものにかかる時間です。原因の切り分けをせずに思いつくままに手を加えると、効果の薄い作業に時間を費やしてしまいがちです。計測ツールが示す内訳を見て、どの段階が一番時間を消費しているかを先に把握してから対策を選ぶことで、効率よく改善につながる傾向があります。たとえば最初の応答が遅い場合はサーバーやホスティング側の見直しが中心になり、応答は速いのに描画が遅い場合はフロントエンド側の読み込み順序が中心になります。同じ「遅い」でも打ち手はまったく異なるため、原因の特定を飛ばさないことが遠回りを避けるコツです。

サーバー応答時間(TTFB)を見直す

ページを開いてから最初のデータがブラウザに届くまでの時間をTTFB(Time To First Byte)と呼びます。ここが遅いと、後続の処理をどれだけ最適化してもLCPは頭打ちになります。TTFBが長くなる主な要因は、処理の重いサーバーサイドの生成、データベースへの問い合わせの多さ、キャッシュが効いていないこと、ユーザーとサーバーの物理的な距離などです。対策としては、ページのキャッシュを適切に設定して同じ内容を毎回生成しないようにすること、CDN(コンテンツ配信網)を利用して配信元をユーザーに近づけること、共有サーバーで負荷が高い場合は上位のプランや構成への見直しを検討することなどが挙げられます。WordPressの場合はキャッシュ系プラグインやホスティング側のキャッシュ機能が有効なことが多く、Next.jsのような構成では静的生成やキャッシュ戦略を適切に選ぶことで応答を安定させやすくなります。まずは計測ツールでTTFBの数値を確認し、ここが大きい場合は優先的に取り組む価値があります。

LCP要素が画像・動画の場合の対処

多くのページではファーストビューの大きな画像がLCP要素になります。この画像の読み込みが遅れると、そのままLCPの悪化につながります。まず確認したいのは、その画像に遅延読み込み(lazy loading)を指定していないかという点です。ページ上部の主要画像に遅延読み込みを付けると、かえって表示開始が遅れてしまいます。逆に、この主要画像はブラウザに早く取得させたい要素なので、優先度を上げる指定(fetchpriorityを高く設定する、あるいは事前読み込みを指示する)を検討します。さらに、画像そのものの容量を減らすこと、表示するサイズに見合った解像度に調整すること、WebPやAVIFなどの効率的な形式を用いることも描画の速さに寄与します。Next.jsを使う場合は画像用のコンポーネントが最適化を支援してくれますが、優先読み込みの指定は自分で行う必要がある点に注意します。これらを組み合わせることで、LCP要素の表示開始を早める改善が期待できます。

CSS・JavaScriptによる描画の妨げを減らす

ブラウザは、描画に必要なCSSを読み込み終えるまで表示を止めてしまう性質があります。読み込みに時間のかかる大きなCSSファイルや、外部から読み込む多数のスタイルは、それだけでLCPを遅らせる要因になります。対策としては、使っていないCSSを取り除いてファイルを軽くすること、最初の表示に必要なスタイルを優先的に届ける工夫をすることが挙げられます。JavaScriptについても、読み込みや実行がメインの処理をふさぐと描画開始が遅れます。すぐに必要でないスクリプトは読み込みを遅らせる、あるいは非同期で読み込むといった指定を検討します。広告タグや解析タグ、チャットツールなど、外部から読み込む要素が多いページほどこの影響を受けやすいため、本当に初期表示で必要かどうかを一つずつ見直すとよいでしょう。過剰な演出やアニメーションのためのライブラリが重い場合もあるため、見た目の効果と表示速度のバランスを取りながら整理していくことが、無理のない改善につながります。

計測ツールと改善の進め方

LCPの改善は、感覚ではなく数値で確認しながら進めることが大切です。代表的な計測手段として、Googleが提供するPageSpeed Insightsやブラウザに組み込まれた開発者向けの計測機能があり、LCPの値だけでなく、その内訳(応答待ち、読み込み遅延、読み込み時間、描画遅延)を示してくれます。加えて、実際の利用者の環境で測定されたデータ(フィールドデータ)と、その場で測るデータ(ラボデータ)は数値が食い違うことがあります。手元では速く見えても、通信環境の悪い利用者には遅く感じられている場合があるため、両方を確認するのが望ましいです。改善は一度に多くを変えず、原因の大きい箇所から一つずつ手を加え、変更のたびに計測し直すのが確実です。こうした地道な検証の積み重ねが体感速度の向上につながりますが、これは改善を保証するものではなく、サイトの構成や配信環境によって効果の程度は変わります。継続的に計測し、状態を維持していく姿勢が結果的に安定した表示速度につながります。

よくある質問(FAQ)

QLCPはどのくらいの値を目安にすればよいですか
A2026年7月10日時点の公開情報では、良好とされるのはおおむね2.5秒以内が目安とされています。ただしこの数値は確認日時点のものであり、指標や基準は変更される場合があります。最新情報はGoogleの公式ドキュメントをご確認ください。まずは自サイトの現状値を計測し、どの段階で時間がかかっているかを把握することから始めるとよいでしょう。
QLCPを改善すると検索順位にはどう影響しますか
A表示速度は検索順位を決める数多くの要素の一つにすぎず、速くすれば必ず順位が上がるわけではありません。順位はコンテンツの質や関連性など多くの要因で総合的に決まります。LCPの改善はまずユーザー体験の向上を主目的として取り組むのが現実的で、順位への影響は保証するものではありません。
Q自分のページのLCP要素がどれか分かりません
APageSpeed Insightsやブラウザの開発者向け計測機能を使うと、そのページでLCPとして扱われている要素をハイライトで確認できます。多くの場合はファーストビューの大きな画像や見出しテキストが該当します。まずどの要素かを特定してから、その要素の読み込みを早める対策を選ぶと効率的です。
Q画像を軽くしてもLCPが改善しないのはなぜですか
A画像以外の段階がボトルネックになっている可能性があります。サーバーの応答が遅い、CSSやJavaScriptが描画をふさいでいる、といった原因があると、画像だけを軽くしても効果が出にくいことがあります。計測ツールで内訳を確認し、最も時間を消費している段階から手を付けることをおすすめします。
QLCPの改善はどこに依頼すればよいですか
Aサーバー設定・画像最適化・コードの読み込み順序など複数の領域にまたがるため、ホームページ制作やSEOに対応できる会社にまとめて相談すると切り分けがスムーズです。株式会社サイプレスでもNext.jsやWordPressでの表示速度改善のご相談を承っており、現状の計測と原因の切り分けからご提案します。
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株式会社サイプレス 編集部

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