株式会社サイプレスCypress
Search Console改善Search Console Query Analysis to Find Target Keywords

Search Consoleのクエリ分析|狙うキーワードを見つける手順

Search Console(サーチコンソール)のクエリ分析は、自社サイトが実際にどんな検索キーワードで表示・クリックされているかを把握し、次に狙うべきキーワードを見つけるための基本作業です。想像や勘ではなく、Googleに記録された実データをもとに改善対象を選べる点が最大の価値です。この記事では、検索パフォーマンスレポートを使ったクエリの確認手順、4つの指標の読み方、そして具体的にどう狙うキーワードを絞り込むかを、中小企業のSEO担当者にも実践できる形で解説します。なお、Googleのアルゴリズムは非公開であり、分析を行っても特定の順位や成果を保証するものではありません。

目次

  1. 01クエリ分析とは何か・なぜSEO改善の起点になるのか
  2. 02検索パフォーマンスレポートでクエリを確認する手順
  3. 03クエリを4つの指標で読み解く
  4. 04狙うキーワードを見つける具体的な分析手順
  5. 05検索意図の分類とコンテンツ設計への反映
  6. 06フィルタと比較機能で分析を深める
  7. 07クエリ分析を継続する運用体制
  8. 08よくある質問(FAQ)

クエリ分析とは何か・なぜSEO改善の起点になるのか

クエリとは、ユーザーがGoogleの検索窓に入力した言葉のことです。Search Consoleのクエリ分析では、自社サイトがどのクエリで検索結果に表示され、何回クリックされたかを一覧で確認できます。キーワードプランナーなどの外部ツールが「世の中の検索需要」を示すのに対し、Search Consoleのクエリは「自社サイトが実際に接点を持っているキーワード」を示します。つまり、すでに一定の評価を得ていて、あと少しの改善で成果につながりやすいキーワードが見えるのです。SEO改善では新規キーワードを一から狙うより、既に表示されているクエリを伸ばすほうが効率的なケースが多く、その意味でクエリ分析は改善施策の出発点になります。表示はされているのにクリックされていないクエリ、あるいはクリックはあるが順位が中位で止まっているクエリを見つけることで、限られたリソースを成果に直結する場所へ振り分けられるようになります。

検索パフォーマンスレポートでクエリを確認する手順

クエリを確認するには、Search Consoleにログインし、左メニューの「検索パフォーマンス」を開きます。上部にある「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」の4つのカードをすべて有効にすると、下部の表にそれぞれの数値が並びます。表のタブを「クエリ」に切り替えると、検索キーワードごとの数値が一覧表示されます。期間はデフォルトで直近3か月程度に設定されていることが多いため、季節性を見たい場合は期間を6か月や12か月へ広げると傾向がつかみやすくなります。表はクリック数や表示回数の列見出しをタップすると並べ替えができ、右上からはスプレッドシート用のデータをエクスポートできます。なお、画面の名称や配置は変更される場合があります。最新の仕様はGoogleの公式ヘルプをご確認ください。まずはクリック数の多い順、次に表示回数の多い順に眺め、自社がどんな言葉で見つけられているかの全体像をつかむことから始めます。

クエリを4つの指標で読み解く

クエリ分析では4つの指標を組み合わせて読むことが重要です。表示回数は、そのクエリで自社サイトが検索結果に現れた回数を示し、需要の大きさの目安になります。クリック数は実際に訪問につながった数です。CTR(クリック率)は表示回数に対するクリック数の割合で、検索結果でどれだけ選ばれているかを表します。平均掲載順位は、そのクエリで表示された際の平均的な順位です。単独の指標だけを見ると判断を誤りやすく、たとえば表示回数が多くてもCTRが極端に低ければタイトルや説明文で選ばれていない可能性があり、順位が中位ならコンテンツの充実で伸ばせる余地があります。逆に順位が上位なのにCTRが低いクエリは、検索意図とページ内容がずれているサインかもしれません。4指標を掛け合わせて読むことで、順位を上げるべきか、クリックされる工夫をすべきか、そもそもページを作り直すべきかという打ち手の方向性が見えてきます。数値はあくまで傾向を示すものであり、日々変動する点も踏まえて解釈します。

狙うキーワードを見つける具体的な分析手順

狙うキーワードを絞り込む実践手順を紹介します。第一に、平均掲載順位がおおむね11〜20位のクエリを抽出します。これは検索結果の2ページ目付近にあたり、あと一歩で1ページ目に届く可能性がある「惜しいキーワード」です。表示回数が一定以上あるものを優先すると、改善時のインパクトが期待できます。第二に、表示回数が多いのにCTRが平均を大きく下回るクエリを探します。ここはタイトルタグや説明文の改善で流入増が期待できる領域です。第三に、クリックはあるが1件のページに複数の関連クエリが集中している場合、そのテーマは需要が厚いと判断でき、専用ページや詳細記事を新設する候補になります。抽出したクエリは、検索意図・現状順位・改善方針をスプレッドシートにまとめ、優先順位をつけます。こうした手順を踏むことで順位改善が期待できますが、Googleのアルゴリズムは非公開であり、必ず上位に表示されることを保証するものではありません。あくまで確度の高い改善対象を選ぶための作業と位置づけてください。

検索意図の分類とコンテンツ設計への反映

抽出したクエリは、検索意図で分類するとコンテンツ設計に反映しやすくなります。検索意図は大きく、知りたい(情報収集)・行きたい(特定の場所やサイトへの移動)・比較したい(サービスや商品の検討)・申し込みたい(問い合わせや購入)の4タイプに分けられます。たとえば「MEO対策 とは」は情報収集、「MEO対策 会社 比較」は比較検討、「MEO対策 依頼」は行動に近い意図です。同じテーマでも意図によって用意すべきコンテンツは変わります。情報収集の意図には基礎解説や図解が有効で、比較検討の意図には他社との違いや選び方の基準、事例が求められます。行動に近い意図には、料金の考え方や問い合わせ導線をわかりやすく配置します。クエリを意図で分類すると、既存ページのどこに情報が不足しているか、あるいは新規ページを作るべきかが明確になります。意図とページ内容を一致させることは、CTRと滞在の質の両面で改善が期待できる基本的な考え方です。

フィルタと比較機能で分析を深める

検索パフォーマンスレポートには、分析を深めるためのフィルタと比較機能が用意されています。「新規」ボタンからクエリを含む/含まないの条件を指定すれば、特定テーマのキーワード群だけを抜き出せます。たとえば「料金」や「費用」を含むクエリだけを見れば、検討段階のユーザーがどんな言葉で探しているかがわかります。デバイスのタブではモバイルとPCの違いを、検索の種類のタブではウェブ・画像・動画の内訳を確認できます。さらに期間を「比較」モードにすると、前月比や前年同月比でクリック数や順位の変化を並べて見られ、施策の効果検証や季節変動の把握に役立ちます。特定のページに絞ってから、そのページで表示されているクエリを見る使い方も有効で、1ページがどのキーワード群を担っているかが把握できます。フィルタと比較を組み合わせることで、単なる一覧では見えない改善のヒントが浮かび上がります。

クエリ分析を継続する運用体制

クエリ分析は一度で終わらせず、月次で振り返る運用にすると効果を積み上げやすくなります。毎月同じタイミングで検索パフォーマンスをエクスポートし、主要クエリの順位・クリック数・CTRを記録していけば、施策の前後で数値がどう動いたかを客観的に確認できます。改善したページは成功要因を言語化して他ページへ横展開し、伸びなかったページは別の切り口を試します。Search Consoleのデータ保持期間には上限があるため、長期比較をしたい場合は定期的にデータを書き出して蓄積しておくと安心です。中小企業では担当者のリソースが限られることも多いため、まずは表示回数上位の数十クエリに絞って追うだけでも十分に意味があります。継続的にデータを見る習慣が、勘に頼らないSEO改善の土台になります。自社での運用が難しい場合は、外部の専門家に分析と改善方針の設計を相談する方法もあります。

よくある質問(FAQ)

QSearch Consoleのクエリと外部キーワードツールの数値はどう使い分けますか?
A外部ツールは世の中全体の検索需要の大きさを推定するのに向いており、Search Consoleのクエリは自社サイトが実際に表示・クリックされている言葉を示します。新規テーマの発掘には外部ツール、既存の伸びしろの発見にはSearch Consoleという使い分けが実践的です。両方を併用すると精度が高まります。
Q表示回数が多いのにクリックが少ないクエリはどう考えればよいですか?
A順位が上位でもCTRが低い場合、タイトルや説明文が検索意図と合っていない、または内容が伝わりにくい可能性があります。タイトルの具体化や説明文の見直しでクリックの改善が期待できます。ただし改善は検証を伴うものであり、必ず流入が増えることを保証するものではありません。
Qクエリが「(その他)」とまとめられて個別に見られないことがあります。なぜですか?
Aプライバシー保護のため、検索回数が非常に少ないクエリは個別表示されず匿名化されることがあります。すべてのクエリを完全に把握できるわけではない点を前提に、表示されている範囲で傾向を読み取ることが現実的です。
Qどのくらいの順位のクエリを優先して狙うべきですか?
A一般的には平均掲載順位が11〜20位付近で、かつ表示回数が一定以上あるクエリが改善効率のよい対象とされます。1ページ目に近く、コンテンツ改善で伸びる余地が期待できるためです。ただしテーマの重要度や事業との関連性も加味して判断します。
Qクエリ分析はどのくらいの頻度で行うべきですか?
A月1回の定点観測をおすすめします。毎月データを記録すると、施策の効果や季節変動を客観的に把握できます。大きなサイト変更やコンテンツ追加を行った後は、短い間隔で変化を確認するとよいでしょう。
Q分析すれば必ず検索流入は増えますか?
A分析は成果につながる可能性を高める作業ですが、順位や流入を保証するものではありません。Googleのアルゴリズムは非公開で常に変動しており、競合の動きや検索需要の変化にも左右されます。分析結果をもとに改善と検証を継続する姿勢が重要です。
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株式会社サイプレス 編集部

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