株式会社サイプレスCypress
ホームページ制作Mobile-First Homepage Design Standards

スマートフォン対応ホームページの設計基準

現在、多くの業種でホームページへのアクセスの過半数はスマートフォンからです。しかしいまだに「PC用のデザインをそのままスマートフォンに縮小表示」しているサイトが多く、ユーザー体験の低下・問い合わせの機会損失が起きています。スマートフォン対応ホームページの設計基準を解説します。

目次

  1. 01モバイルファーストとは何か
  2. 02スマートフォン対応で最低限必要な設計
  3. 03スマートフォンでの表示速度最適化
  4. 04スマートフォンでの問い合わせ動線設計
  5. 05スマートフォン専用コンテンツ設計
  6. 06よくある質問(FAQ)

モバイルファーストとは何か

モバイルファーストとは「PC版のデザインをモバイルに対応させる」のではなく「モバイルを主軸にデザイン・設計し、PC版を拡張版として設計する」考え方です。Googleは2021年からモバイルファーストインデックスを完全移行しており、Googleのクロールボットはスマートフォン版のコンテンツを基にランキングを決定します。つまりスマートフォン版がしっかりしていないサイトはSEOの観点でも不利です。モバイルファーストは「ユーザーのため」と「SEOのため」の両方から重要な設計方針です。

スマートフォン対応で最低限必要な設計

スマートフォン対応として最低限必要な要件は:①レスポンシブデザイン(画面幅に応じてレイアウトが変わる)、②viewport metaタグの設定、③フォントサイズが小さすぎない(16px以上が目安)、④タップ領域が十分に大きい(ボタン・リンクは44×44px以上が目安)、⑤横スクロールが発生しない、⑥電話番号がタップで発信できる(tel:リンク)です。Googleのモバイルフレンドリーテスト(search.google.com/test/mobile-friendly)でチェックすることで問題点を確認できます。

スマートフォンでの表示速度最適化

スマートフォンはモバイル回線でのアクセスが多く、PC以上にページ速度が重要です。Googleの調査ではページ表示が3秒を超えると離脱率が大幅に上がります。スマートフォンでの速度改善の主な施策は:①画像の圧縮・WebP形式の使用、②遅延読み込み(Lazy Load)の実装、③不要なプラグイン・スクリプトの削除、④高速レンタルサーバー・CDNの利用、⑤キャッシュの設定です。Google PageSpeed Insightsでスマートフォンのスコアを確認し、改善項目に優先順位をつけて対処します。

スマートフォンでの問い合わせ動線設計

スマートフォンからの問い合わせを増やすための導線設計は:①クリックで電話がかかるボタンをヘッダー・フッターに常時表示する、②LINEで相談できる導線を設置する(スマートフォンユーザーはLINEが最も手軽)、③問い合わせフォームの入力欄が大きく・必須項目が最小限、④CTAボタンが親指でタップしやすい下部に配置されているです。PCユーザーの問い合わせ動線とスマートフォンユーザーの問い合わせ動線は異なる設計が必要なケースも多いです。

スマートフォン専用コンテンツ設計

PC版に最適化されたコンテンツをそのままスマートフォンに流用すると、読みにくさ・操作しにくさが生じます。スマートフォン向けのコンテンツ設計は:①一文を短くする(PC版より短い文章が読みやすい)、②見出しを適切に使う(スクロールしながら内容を把握しやすくする)、③横並びのレイアウトは縦積みに変更する、④テーブル・データは横スクロール可能にするか縦に並べ直す、⑤大きなビジュアル画像は表示位置を工夫するです。デザイン制作時にスマートフォンのモックアップで全ページを確認することが基本です。

よくある質問(FAQ)

Qレスポンシブデザインとスマートフォン専用サイト(モバイルサイト)のどちらが良いですか?
A現在はレスポンシブデザインが推奨されます。専用モバイルサイト(m.example.comのような別URL)はURLが分散してSEO的に不利であり、管理コストも高くなります。レスポンシブデザインで1つのサイトをPC・スマートフォン両方に対応させることが基本です。
Q古いスマートフォンや格安スマートフォンへの対応は必要ですか?
Aターゲットユーザーのデバイス状況によりますが、iOS 15以降・Android 8以降の主要ブラウザに対応することが現実的な基準です。古すぎるデバイスへの対応にコストをかけるより、現在のスタンダードデバイスでの体験を最高にすることを優先します。
QAMP(Accelerated Mobile Pages)は導入すべきですか?
AAMPはGoogleが推進していた高速化の仕組みですが、現在はCore Web VitalsへのフォーカスにシフトしておりAMPの強制は廃止されています。Core Web Vitalsのスコア改善を優先することで、AMPを導入しなくても良い評価を得られます。
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株式会社サイプレス 編集部

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